まちと里、ひとをつなぐ暮らしのデザイン〜パーマカルチャーから学ぶ持続可能性
私たちが生きるこの世界を豊かで心地のいい持続可能な場所にするために、いま何ができるのだろう? 現在、地球上には気候変動をはじめ、環境破壊、人権、格差、核、紛争、エネルギーなどさまざまな問題が溢れかえっています。人類の存在を脅かすほどに大きく膨れ上がったこれらの問題を解決するにはどこから手をつけていけばいいのでしょう。国連がSDGs(持続可能な開発目標)のスローガンを掲げ多方面で持続可能性が注目され、様々な取り組みが始まっています。しかし、企業や行政によるトップダウンでの問題解決を待っているのではなく、一人ひとりが毎日の暮らしの中で楽しくできることから始めること、草の根からのボトムアップの取り組みこそが問題解決を可能にするのではないでしょうか。目標とツールを手に、希望を分かち合い育てることで、間違ったデザインを変えワクワクする未来・文化をつくることができる。私たち一人ひとりはその担い手なのですから。 1970年代に生まれたパーマカルチャーは、深刻化しはじめた環境破壊に対して問題解決を生きるための永続的な暮らしのデザイン手法を示し、これまでの数十年間に草の根で世界に広がってきました。パーマカルチャーとは、自然を拠りどころとし、自然と折り合いをつけながら、私たち人間が地球上で持続的に生きていく環境をつくり出すためのデザイン体系です。また、暮らし全体の問題を領域とし、田舎でも都市部でもすべての人と地域に適用可能なようにまとめられたライフスタイルのデザイン手法です。近年、メディアに取り上げられるなど、日本でも徐々に脚光を浴び始めています。 今回、日本における草分けであるパーマカルチャー・センター・ジャパン代表の設楽清和さんにお招きし、パーマカルチャーの基礎とデザインの手法を学び、実践する場をひらくこととなりました。設楽さんは、これまで20年にわたって1000人を超える卒業生を輩出してこられた日本のパーマカルチャーのパイオニアです。貴重な講演、講座、ワークショップです。ぜひご参加ください。 Day1:10/27(土)は講演会と交流会、Day2:10/28(日)は講座とデザインワークショップと二日に渡って充実の内容です。ぜひ楽しくつながりましょう! 新しい時代を切り拓いていくための鍵となるであろうパーマカルチャーを学び、身の回りの小さなことからワクワクをひろげていきませんか?
「まちと里、ひとをつなぐ暮らしのデザイン〜パーマカルチャーから学ぶ持続可能性」
■ Day1:パーマカルチャー講演会&ポットラック交流会 ◎日時:10月27日(土)15:30~21:30 タイムテーブル ▼15:00 受付開始 ▼15:30~15:50 オープニング ▼15:50~16:20 講演「みんなで一緒に『自分たちのまち』を創る〜パーマカルチャーから生まれたトランジション・タウンというこころみ〜」筒井章子さん(NPO法人トランジション・ジャパン前理事)&永谷タイさん(NPO法人トランジション・ジャパン理事) ▼16:30~17:00 講演「パーマカルチャー関西10年の歩み〜まちと里をつなぐ多可町からの取り組み」橋本憲一郎さん(パーマカルチャー関西代表) ▼17:10~18:25 講演「文化を育てる生活」設楽清和さん(NPO法人パーマカルチャー・センター・ジャパン代表) ▼18:30~19:15 クロージング ▼19:30~21:30 ポットラック交流会 みんなで食べたり飲んだりしたいもの一品を持ち寄ってパーティしましょう♪マイ箸、皿、カップ持参(ゴミ減量の配慮を!)をお願いします。 *遠方からお越しで宿泊の必要な方はご相談ください。宿泊設備はありませんが、スペースを提供することは可能です。 ■ Day2:パーマカルチャー講座&デザインワークショップ ◎日時:10月28日(日)10:30~16:30 スケジュール ▼10:00 受付開始 ▼10:30~12:00 講座「豊かで持続可能な暮らし・社会をつくる〜パーマカルチャーの手法を学ぶ」講師:設楽清和さん(NPO法人パーマカルチャー・センター・ジャパン代表) ▼13:00~16:30 ●お話「戎参道(西宮中央商店街)の歴史と今抱える問題点」ゲスト:武地秀実さん(元西宮中央商店街振興組合副理事長) ●ワークショップ「わたしのまちの未来を描く〜パーマカルチャーでデザインしてみよう!」講師:設楽清和さん 阪神淡路大震災により姿を変え活気を失った戎参道・西宮中央商店街(会場周辺)をフィールドワークし、地域活性化、資源を活かした問題解決を考え、まちの未来をパーマカルチャーでデザインします。 ◎会場:あんのん舘/studio awai
◎定員:各30名
◎参加費:
Day1:1,500円
Day2:2,000円
両日:3,000円 (当日の受付にてお支払いください)
◎持ち物 Day1:みんなで食べたり飲んだりしたいもの一品、マイ箸、皿、カップ(ゴミ減量の配慮を!) Day2:筆記用具
◎申込方法:以下リンク先のフォームよりお申し込みください https://goo.gl/forms/DM8AAaFI0jbZlzYw1 ■ 講師プロフィール ▼筒井章子さん(NPO法人トランジション・ジャパン前理事) 2009年東京でのサラリーマン時代に「パーマカルチャー」という考え方を知り、2009年1年間設楽氏の講座に通う。同じ頃、パーマカルチャーを街づくりに活かした「トランジション・タウン」にも出会う。自分の暮らしや生き方に疑問を感じ始め、とうとう2010年サラリーマンを卒業、NPO法人トランジション・ジャパンの理事となり、生まれ育った大阪に戻ってトランジション・タウンの普及活動や豊中で活動を行う。 2017年から地元豊中でもメンバーが集まり、「あしたの暮らしとよなか(トランジションタウン豊中)」として緩く活動を始める。 住宅街のど真ん中で、炭でご飯を炊き、真夏以外の電気代は300円代という「自称:再エネオタク」。年に2回豊中で開催する「知って得する省エネ講座」は好評で毎回満席! 天職は「ヒプノセラピスト&TREプロバイダー」、経済は「週3のサラリーマン」で循環。活動として「あしたの暮らしとよなか」の3枚の名刺を持つ暮らし。 ▼永谷タイさん(NPO法人トランジション・ジャパン理事) 元プロダンサー、ヨガ講師13年目。PCCJパーマカルチャーデザインコース(石垣島2014-15)修了。現在、あんのん舘長、ヨガスタジオ studio awai代表。トランジション西宮コアメンバー。西宮市在住、二児の父。 ▼橋本憲一郎さん(パーマカルチャー関西代表) 2006年神戸にて設楽氏よりパーマカルチャーを学ぶ。2009年よりパーマカルチャー関西(PCK)設立メンバーの一人として代表に着任して以降、PCKの拠点づくりと共にパーマカルチャー講座や各種ワークショップを開催。現在はそれらに加え、造園、農、狩猟などをしながら暮らしの場をつくり、現代においての持続可能な暮らしと在り方を確立中。兵庫県多可町在住40歳1児の父。 ▼設楽清和さん(NPO法人パーマカルチャー・センター・ジャパン代表) パーマカルチャー講師・国際認定デザイナー。新潟で4年間農業に従事した後、アメリカに渡り環境人類学を学ぶ。帰国後、神奈川県藤野(現相模原市)でパーマカルチャーの日本型モデルを確立するために、NPO法人パーマカルチャーセンター・ジャパンを設立。様々なワークショップを行っている。身の回りのあらゆる動物・植物・建築・エネルギー・コミュニケーションなど多種多様な要素を生かす生活スタイルのデザインを提案し続けている。 ▼武地秀実さん 元西宮中央商店街振興組合副理事長。阪神大震災の復興に携わり、人形浄瑠璃の源流である人形芝居「えびすかき」をまちづくりの柱として再興させ、ふれあいのある潤いのあるまちづくりに取り組んでいる。(有)ともも代表取締役。 ◎お問合せ:トランジション西宮 tt.nishinomiya@gmail.com ◎協力:パーマカルチャー・センター・ジャパン studio awai ◎共催:パーマカルチャー関西 あんのん舘 ◎主催:トランジション西宮 ■ たのしくつながるトランジション・タウン トランジション・タウンの活動は、市民が自らの創造力を発揮しながら、地域の底力を高めるための実践的な提案活動です。 日々の暮らし方をほんの少し変えるだけで楽しくて豊かに、そして自由になれることです。 パーマカルチャー・センター・ジャパン パーマカルチャー関西 トランジション・ジャパン トランジション西宮シアター