『おクジラさま ふたつの正義の物語』上映会
①2018年12月1日(土)
15:30~17:45
② 2018年12月15日(土)
13:00~15:15
捕鯨でも、反捕鯨でもない、どっちつかずのいい映画だ!イルカ漁を巡って太地の港を右往左往する人間たちのコメディ。「クジラやイルカが絶滅寸前だと議論をしているが、こんな小さな町こそ絶滅危機にある」というアメリカ人ジャーナリストの科白が光る。 ―――ビートたけし 日本におけるクジラ・イルカ漁の問題は、尖閣や拉致問題と同様にナショナリズムの問題になっている。だからこそ政治は硬直する。硬直に抗するためには、多様な視点を知ることが必要だ。様々な視点と視線が幾重にも折り重ねられながら、映画はあなたを新たな視点へと導くはずだ。 ―――森達也 (映画監督・作家・明治大学特任教授) 分かり合えないからこそ、向き合うべき時がある。 感情の「壁」が立ちはだかる現代を、「おクジラさま」が飛び越える。 海からやってくる「奇跡」の予感。 ―――茂木健一郎 (脳科学者〕 アフリカの辺境の地でも、すでに起き始めているグローバリズムとローカリズムの衝突。いいことも、わるいこともある中で、自分なりにそれを”考えてみること”を提案してくれる映画です。 ―――ヨシダナギ(フォトグラファー) 紀伊半島南端に近い和歌山県太地町は、人口約3000の小さな漁師町。2010年、この町が一躍世界の注目を浴びた。町で行われているイルカの追い込み漁を批判的に描いたドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』がアカデミー賞を受賞したのだ。以来、「クジラの町」として400年の捕鯨の歴史を「誇り」にもつ太地町は、イルカやクジラを保護したい海外の活動家たちからの集中非難の的となる。2010年秋、過激な抗議活動で知られるシーシェパードのメンバーが太地町に降り立ち、小さな漁師町が国際紛争の舞台となった時から、物語はスタートする。 マスメディアが報じてきた二項対立 ―捕鯨を守りたい日本人とそれを許さない外国人― という単純な図式ではなく、賛否にとらわれない多種多様な意見をカメラは捉えていく。歴史・宗教・イデオロギーの違いや、自分と相容れない意見や価値観を持つ他者との共存は果たして可能なのか? 太地町で起きていることは、今まさに世界が直面しているグローバリズムとローカリズムの対立、そしてダイバーシティ(多様性)の危機と重なる。 インターネットとソーシャルメディアを通じて、一瞬にして情報が拡散す時代に、私達はどう世界と対話して行くべきなのか。
①2018年12月1日(土)
15:00 開場 15:30~17:15 映画『おクジラさま』上映 17:15~17:45 シェアリング
②2018年12月15日(土)
12:30 開場 13:00~14:45 映画『おクジラさま』上映 14:45~15:15 シェアリング
■参加費 一般 1,000円 中学生以下 無料
■会場
studio awai(スタジオあわい)
西宮市田中町4−9あんのん舘2F (阪神西宮駅南側すぐ)
■申込方法 ▷メール
■協力 あんのん舘・studio awai ■主催・お問い合せ トランジション西宮
■予告編